Arch制作記録

四角い薄型サイクルバッグArchの製作記録。

高さは2サイズ

試作を重ねると、薄型リュックは、あまり高さがあると全体のバランスを欠いてしまうことがわかりました。背面長(トルソーレングス)を45cmにして作った試作2号は、180cmの僕には小さいのですが、縦長で薄いリュックのため、形が崩れやすかったです。荷物が少ないと、真ん中が「九の字」に折れるような。

僕自身のトルソーレングスは約55cmで、45cmでは10cmほど短く、腰より上にきます。背面長だけにフォーカスすると「小さい」のですが、Archの高さとして考えた場合、55cmで製作すると、もう少し幅が必要になり、マチ幅もある程度増やさないとバランスが良くないのです。それはArchではない別のバックパックになってしまうんですよね。四角い薄型にこだわるなら、全体のバランスを見て、サイズを決める必要があると感じました。

結果、2サイズに絞りました。

H42(背面長40cm)
H46(背面長44cm)

H42は、子供や小柄な大人の方向けに。H46は大きな方に。背中に合わせるというよりも、必要な容量で選んでもらうのが良いかと思います。

H42を背負う小学3年生(身長120超)。高さ42cmでも、子供だと大きく感じますね。

写真を見て、「あれ?マチ幅が太い」と思われた方は、Archを細かくチェックしていただいている方だと思います。このマチ幅については、もっと奥行きが欲しいという方もいるのでは?試作を重ねて湧き出てきたもう1つの課題でした。

マチ幅も2サイズ

これまでの試作品。マチ幅は約3~4cm。薄型で背中に沿うように背負えます。この写真は、マチ幅7cmのタイプです。従来の4cm幅の「Arch」と、7cm幅タイプ「Arch 7」の2種類展開とします。アーチセブン。なんとなく、バックパックにありそうなネーミングになったのかなとw。これ、容量ではないので勘違いのないようにお願いします。あくまで、マチ幅が7cmということです。紛らわしくてすみません。

アップデート箇所

前回の試作品からいくつかアップデートをしています。

TOPファスナー

従来より深めに取りました。高さに対して約1/3くらいでしょうか。ガバっと開けられますので、荷物の出し入れがしやすくなったと思います。

フロントポケット上部

ファスナーを短くつけることで、開閉しやすく、かつ落下しにくくなりました。ポケット袋は深めに付けていますので、ペットボトルや折り畳み傘など収納できるスペースです。

サイドポケット追加

向かって左側のファスナーは、メインルームへアクセスするためのサイドファスナーです。ここは変更ありません。新たに追加したのは、右側のファスナーです。ここは、ポケットになっておりましてサイドポケットとして、しおりや印刷物など、あるいは財布など入れておくことができます。

それなりに広いスペースですが、間仕切りもなく、マチもありませんので、それほどたくさん入るポケットではありません。フロント上部ポケットとの「棲み分け」程度にお考えください。

背面メッシュ対応

一番悩んだ部分です。毎日長距離の自転車通勤をする中で、X-PacやSpectra生地があたる背中は、当たり前ですがビショビショになりました。

暑い時期の直距離ライドという、かなり過酷な状況でしたが、課題解決に導いてくれるには、とても有意義なテスト環境だったと思います。

当初、汗抜けの良い背面を考えていました。ですが、そうなると、背中とリュックの間に、かなりの隙間が必要です。フレームタイプがまさにそれで、他社のサイクルバッグを研究する中で、汗抜けの良さ、長距離ライドでも快適に背負える。そんな評価が目につきました。

Archもサイクルバッグですから、その方向に向かうべきなのか悩みました。ただ、フレームのあるリュックを、自転車以外で使うとしたら…。asobitogearで作るサイクルバッグは、その方向じゃない。そんな結論に至りました。

習い事や塾に自転車で通うときに背負う、学校行事でお弁当箱などを入れて背負う、日帰りハイキングの荷物を入れて背負うetc。そんな場面に似合うリュックにしたいと考えると、フレームを入れたり、それに近いような隙間を作る仕様にするのではなく、最低限、汗を吸収できるメッシュ素材があれば良いだろうと。X-PacやSpectraのままよりは、幾分汗は吸収されますし、快適に背負えるはずです。

ショルダーハーネス3サイズ

カーブを描くようにしました。脇下にかけて収まりやすくなっています。ブーメラン型まで振り切ってもよかったのですが、このくらいのカーブでも問題なかったです。

これはショートサイズのショルダーハーネスです。子供や小柄な方に合わせてサイズになります。大柄な方はロングを。

クッション材を入れるか最後まで迷いまいしたが、「入れる」ことにしました。少し手間がかかるため、販売価格との兼ね合いもあるのですが、長く使うことを見据えた場合、やはりクッション材はあったほうが良い。そう思えたからです。

チェストストラップは標準装備になっています。

以上、Archの製作記録でした。

早ければ来週中に初回ロットの予約注文を受け付けます。お届けは、約2か月後を予定しております。価格については、今のところ9000円+税の9900円。決して安くはないですが、素材や機能面を考慮しても、高くはないと考えております。

薄型ならArch。少し容量が欲しい場合はArch7。用途に応じて、選んでいただければと思います。カラーは、サコッシュに合わせられるよう、X-Pac各種を予定しています。Spectraやコーデュラナイロンも可能であればラインナップに加えるつもりでいます。

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